[ コンピュータ書籍 ]
契約による設計における段階的な表明を追加するプロセスの話などが昨日出た。
自分ももちろん assertion を書くのだが、それとは別に最近はテスト・ファーストによる開発がお気に入り。
しかしまだ「単体テストのカバー範囲」・「テストケースが十分であるか」・「リファクタリング時のテストの追随」などまだ勇気を持てていない部分がある。
ということで(テストとはまた別ではあるのだが)テスト駆動開発もちょっとチェックしておこうかと思い Kent Beck のテスト駆動開発入門を購入。
紙質も比較的チープ。 本屋でぱっと開いてみると細かいコードの断片が散らばっていて、何かプログラムの初学本っぽくてちょっとどうかなというのが最初の感じ。
しかし読み始めてみると面白く Part 1 までまず読み切った。 レッド/グリーン/リファクタリングのサイクルの中で、コードやテストが書き換わっていく様が非常にわかりやすい。 Martin Fowler のリファクタリング-プログラムの体質改善テクニックと同様細かい作業ステップを実演していて、雰囲気が良くわかる。
「テスト駆動開発はテストではなく開発方法である」というのも納得。
「動作するきれいなコード」を書くために続きを読もう。
[ 読書ノート ]
短めなのですぐ読み終わった。 入門と銘打ってあるが、重要なエッセンスがカバーされているので1冊で結構テスト駆動開発の意味がわかると思う。
というのが衝撃的である。 自分でも実際そうした事はあるのだが何か罪悪感があった。 しかし TDD では続くリファクタリングのフェーズがあるので、悪ではない。
また
というのもなるほどという感じ。 コード中での重複はもちろん気を使っているつもりだが、テストとの重複というのは考えたことがなかった。
ぜひ実践してみたい。
[ コンピュータ書籍 ]
次の日曜日に母が年賀状の文面を作成しにやってくる。 ここ最近ずっと文面作成は筆まめで。
素材は筆まめについているやつか、Webのフリー素材を使っているが、
という問題を抱えている。
今年は素材集だけ買ってみよう。 箱売りのものはそれなりにするので、CD-ROMつきの書籍に。 どの書籍も、イラストが全て印刷されているで選ぶのも簡単で良さそうだ。
干支のイラストが充実度でいろいろ見て「かんたん年賀状素材集2004年版(技術評論社)」にしてみた。 はたして気にいってもらえるか。
最近またUMLで図を書く事が多くなった。
いんちき図にならないように、基本を確認しておきたい。
入社してすぐの頃に買ったUMLユーザーガイドは網羅的であるが、例が少なく適用の仕方がわかりにくい。
ということで「UMLモデリングのエッセンス 第2版」を買ってみた。 UML 1.3ベースであるが、エッセンスについてはもちろん2.0でも生かせるであろう。 「リファクタリング-プログラムの体質改善テクニック」のマーチン・ファウラーの著書なので安心して読めるはず。
[ コンピュータ書籍 ]
[ コンピュータ書籍 ]
今日の作業で今年度の作業に区切りがついて一段落。 (いつものことだが)マニュアルについては後手にまわってしまって完成度の高さが十分ではなかったと反省。
いや、時間だけの問題ではないな。 考えてみれば、テクニカルライティングのイロハをきちんと学んでいない。 自分で書くにしても他人が書いた物の問題の指摘をするにしても、これはいけない。
それから、電子マニュアル化ソリューションを提供するなんて言うのに「マニュアルとはなんぞや」を学んでいないなんて恥ずかしい。 Webベースソリューションを提供する企業のWebサイトが駄目駄目なのが恥ずかしいのと同様。
ということでまずは書籍をチェック。 まずは評判の良い「わかりやすいマニュアルを作る 文章・用字用語ハンドブック」を手にしてみた。 主にコンピュータ業界を対象にした内容になっているが、書泉ブックタワーではコンピュータ書籍のフロアではなく1階上のフロアに置いてあった。
冒頭で
この本は、この本で示したルールに従って書いています。p.iii
と書かれている。素晴しい。 X言語で書かれたX言語処理系とか、そういった自己記述・自己適用の好きな自分のハートをがっちりキャッチされた。
まずマニュアル作成工程
の概要が解説されている。 この点からして頭の中で整理されていなかった部分があるので有り難い。
さすが、読みやすく書かれているのでさらりと読めそうだ。
[ コンピュータ書籍 ]
dtxファイル、insファイルの書き方を知りたかったので「LaTeX2e マクロ&クラス プログラミング基礎解説」を購入。
社内での Perl トレーニングコースを実施するにあたり教材選びを(少しだけ)した結果、今回は「初めてのPerl 第3版」を選ぶことにした。
Perl だけでなくプログラミング自体も初学者である人も対象とする勉強会になる予定なので、難易度はこれで丁度いいんじゃないだろうかと。 いや、といっても実は自分は全く読んだことがなくて練習問題をぱらぱら見たのと Web 上での書評を見た範囲での評価であるが。
今週金曜日に最初の勉強会を開催予定。 どんな雰囲気になるのか、全く読めないのでそういう意味でも楽しみ。
[ コンピュータ書籍 ]
たまに
「○○についてのお薦めの本、ありますか?」
と問われることがある。 ○○には C++ とか、C# とか Perl とかその他もろもろのコンピュータ関連キーワードが入る。
正直この質問は辛い。
コンピュータ関連の書籍は、今や大量に出版されているし陳腐化も激しいので相当マメにチェックしていないと人に紹介できるもんじゃない。
もちろん古典・定番もあることはあるが、こういう質問の時はたいがいこれには当てはまらない。 言語や開発環境なんかの本の質問はあるけれど、計算機数学とかアルゴリズムとかそういうのを求めてくる人などいないのである (大体そういうのに興味がある人は自分で探している)。
たまたま自分が詳してかつ最近リサーチをかけた分野については良書と呼べるものを知っている場合があるが、良いと思ったら自分でも買っているから既にその人に貸していたりする。
安直にコンピュータ書籍を紹介して欲しいという人は、よくわからないというのを理由に自分で探さず、しかもハズレを引いて金を払うことを非常に嫌っている。
一応質問されると Amazon.co.jp とかのぞいてみるのだが、その人のスキル・その人が求めているものまで理解していないので、結局徒労に終わるのである。 だいたいその程度なら、本人ができるはずなのだが。
ま、ようはケチらずどんどん読んで「この本はウンコだ」と言えるようになるのが一番ということだ。
で、なんかお薦めの本ありませんか?
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。