知識ベース。
MOLESKINE はモールスキンからモレスキンになった頃にしばらく方眼のを使っていたけれどその後しばらくして使わなくなってしまった。文房具屋で見かけると気にはなる存在なんだけれどね。
万年筆だと裏抜けしやすいのが1つ。あとナレッジベース/リファレンスとしておくには更新・再整理しづらく、ジャーナルとして使うには自分の場合デジタルの方が好みだし、inbox として使うにはページ当たりの単価が高すぎる。
今はロルバーンポケット付メモが一番あっている。表紙・裏表紙が厚く丈夫なので机の上でなくても書ける。終わったページから破り捨てていけるのが好き。方眼なのも良い。ジーンズのポケットに入るスリムサイズが今は気にいっている。
長いこと RHODIA も使っていて EDC アイテムだったんだけれど、今はちょっとした内容ならほとんどその場でスマートフォン/PCで直接入力してしまうし、それができない時はロルバーンのにメモっちゃうので OK だしなので使う回数が減ってしまった。
ということでデジタルのサブとしてのノートはロルバーンポケット付メモがお薦め。
[ 文房具 ]
Day One のために iPhone 欲しいなと一時思っていたのだけれど、多様性の文化だったりインテントだったりおサイフケータイだったりがあるのでやはり次も Android デバイスでいいかなと思っている。 Day One 用に iOS デバイスは引き続き欲しいので iPod touch の次のが出ないかなと思っているのだけれど、やはり発表はされなかったあ。
iPad 系でも書く分にはいいんだけれど、日記記事が増えてナレッジベースになってくるとどこでも参照できた方がいいので小さい方が良いんだよね。 Day One for Android が出てくれればそれでいいんだれど。
遅ればせながら Trello を使ってみた。なるほど Trello はサクサク感があって心地よくていいね。そういえば個人で Remember The Milk を使っていた時も「心地よさ」がとても好きだった*1。
サインアップからの流れが簡単だし、さくっと organization 作ってさくっとメンバを追加できるのも良い。っていうか Username 空間は1つなのね。 organization にメンバを追加するにはてっきりメールアドレスベースで招待とかしなければならないのかなと思っていたのだけれど、普通に Username でグローバルに検索してさくっと追加できてしまった。
サインアップしてもらって同じ organization・board に参加してもらうまでの敷居が低いので、巻き込みやすいのが良いね。
あとシンプル・直観的で、利用ルールを決めて周知としなくてもホワイトボードとしてすぐ使えるというのも良いところ。変にいろいろ機能があるとこれどうする的な議論になってしまうのだけれどそういうのが不要なのが良い。
個人向けタスク管理ツールにもコラボレーション機能があったりするのだけれど、このあたり各人で好みのツールや使い方があると思うと、押し付けになりそうだし長続きしないんじゃないかと思って使う気にならない。 Trello はそういう点で「ちょっと使ってみようよ」と言える雰囲気がある。
ナレッジベースにはならなさそうなので刹那的なタスク共有・情報共有として使うのが良さそう。ちょっとしたもの以外のプロジェクトのタスク管理は別途 JIRA などの ITS などでチケットを切った方が中期的に良い気がする。そういったものも Trello 上で見える化したければ、Trello のカードからリンクするようにすると良さそう。
あと Slack なんかでのちょっとしたリクエスト(ちょっとした頼み事)って気軽なのだけれど、双方で個別にトラッキングするのとか脳に負担なので、そういうのを Trello にカードにしておくのが良さそげ。
Trello のアクティビティを Slack に流す連携が簡単にできるので、 Slack 上で「○○お願いします。」っていうより、Trello で「○○をやる」というカードを作ってお願いしたい人をカードに指定した後、その通知が Slack に流れたところで「お願いしますねー。」的な一言いっておくのがスマートそう。
あとは誰かに拾ってほしいタスクなんかもカードとして追加しておいて、とりあえず Slack で自動的に周知しておくというのもできる。
好みの問題ではあるけれど、1人で使うならもっと使いやすいタスク管理ツールいっぱいあると思う。自分の場合 Trello に500個レベルでタスク入力して管理するのとか想像できない。
Trello 使い始めてみるという話。でToodledo を中心とする「Naney の GTD な1日」というチーム内 LT を今週したらメンバの1人が「Trello 使ってみることにしました。」と言うので自分も試してみたというのが発端。来週あたりからぼちぼちタスクを入れてみる予定。
(画像は https://trello.com/ より)
Android と macOS 両方の OS 上で編集できるマインドマップツールとして SimpleMind Pro を使ってみることにした。
2005年に最初に使ったマインドマップツール が FreeMind。その後 iPad 2 で iThoughtsHD (現 iThoughts) を使った流れから Mac で iThoughtsX を使うようになって今に至っている。Android 版は残念ながら無い。
Android と macOS で動くのを探したところ SimpleMind にたどり着いた。基本的な機能に加えて
が用意されている。 iThoughtsX にはマインドマップファイル自体の管理機能が無く、ノートやナレッジベースとしての使うことができないのが不便だったのでこれは嬉しい。
Mac 用のトライアル版と Android 用の Lite 版を使ってみて良さそげだったのでそれぞれ Pro 版を購入した。
しばらく SimpleMind Pro を使って iThoughtsX から完全乗り換えするのか併用するか考えるつもり。
以前ノート間リンクのできるノートアプリを探してみた時に触った Obsidian をもう少し試してみた。
Obsidian はナレッジベースアプリケーションで、一般的なノートアプリよりも情報間のネットワークを重視している。ローカルホスト上の特定フォルダ以下に置いた個別の Markdown ファイルを [[ファイルベース名]] 形式で内部リンクしていくのが基本。
ファイルの拡張子が md 固定で txt では駄目というのが個人的に不便(拡張子 txt にできないと Google ドライブ的に困る)なのだけれど、過去のノートテキストファイルの拡張子を変更してお試ししてみた。
ファイルベース名を指定して内部リンクを文中に書いていくのだが、ファイル名の先頭を日付にする流儀との相性が良くないな。[[ファイルベース名|表示テキスト]] 形式でプレビュー時のテキストを指定できるけど、編集モードだと文章として読みにくい。各ファイルで YAML front matter 形式で別名を宣言しておけばその別名で内部リンクできる機能があるので、丁寧に管理すれば読みやすくはできる。
ただ Obsidian 方言で書きすぎると「ローカルホスト上の Markdown ファイルなので特定アプリケーションに依存しない」良さがスポイルされてしまう。Markdown のショートカット参照リンク形式で内部リンクを張れるようになると良いのになと感じた。
1ファイル1トピックにしてきちんと内部リンクを張っていかないと価値あるグラフにならない。1日1ファイル + 個別トピックファイルというスタイルだと役に立たないかな。
検索は使いやすい。TaskPaper ほど優れてた UI ではないけれど、フォールディングやアウトライン表示もできたりする。デフォルトのスタイルは個人的に見出しが大きいなと感じるので、常用するなら CSS をいじる必要がありそう。
「時間とともに記録・整理しておきたいことが変遷していく」「ナレッジベースを作ること自体が主目的ではない」パーソナルナレッジベースの世界では、静的な情報を丁寧にネットワーク化していく百科事典型よりも日誌/日記型の方が良いと思ってる。内部リンクは編集・維持コストが高いので、パーソナルナレッジベースでは頑張らないのが幸せだ。
Obsidian は百科事典型のナレッジベースが欲しい人にはあいそう。一方自分のような日誌/日記型派にはやはり検索主体の howm 系の方がいいなとあらためて感じた。
[ Mac アプリケーション ] [ ノート・日記はテキストファイルに ] [ ファイル名の先頭を日付にする ]
昨日から使い始めた Zettelkasten メソッドのための機能を備えた Markdown エディタの2日目。昨日の時点で使い続けるかちょっと迷ったんだけれど、もうちょっと使い方を探ってみようと今日も使ってみている。内部リンク(ノート間リンク)の活用方法がちょっと分かってきて楽しい。
エディタ上で内部リンクを「command + クリック」「control + クリック」すると「リンク先のファイルを開く」と同時にその「リンク文字列での検索」が実行される。ファイルを開くと同時にいい感じに関連するファイルのリスト(実質バックリンクリスト)が表示されて便利。内部リンクを充実させたい気持ちが高まってきた。
アプリケーションに依存する Markdown ファイルを作らないという Zettlr の原則により Markdown ファイル中のどこに ID を書いてもいい仕様になっている。
自分としてはプレビュー時に文中に出ないように、昨日ひとまず ID を HTML コメントの形式で Markdown ファイルに埋め込んでみていた。 Zettlr やメインで使っている iA Writer、プレビューに使っている Marked 2 が YAML front matter に対応しているのでそこの方がわかりやすいかな。 front matter に ID を書くことにした。
日時については基本「2021-01-20-095836」という書式を使っているので Zettlr の ID のパターンも初日に「%Y-%M-%D-%h%m%s」にカスタマイズしたのだけれど「%Y%M%D%h%m%s」に戻した。過去のノートファイルに現在日時の ID を付与するというズレが心理的に気持ち悪かったので。
Also, our own experiences show that when one doesn't use easy-to-recognise IDs, one is less prone to assume stuff, making them better suited to cross-link files. Just try it yourself! -- https://docs.zettlr.com/en/academic/zkn-method/
というの納得。
内部リンクは Zettlr をナレッジベースとして使う上で便利だが、単独の Markdown ファイルをエクスポートして共有する際には不要だ。
Markdown ファイルを各種フォーマットに変換する Marked 2 に自作のカスタムプリプロセッサを通す機能があるので、 Zettlr で管理している Markdown ファイルを共有する際は Marked 2 を呼び出して
- [[...]]
を含む行を消してしまうように設定した。ノート関係の宣言のための内部リンクは上記のように独立した行に書いておこう。
これで個人的なナレッジベースとしてノート間リンクの充実させるという要求と、一部はエクスポートして共有したいという要求を満たせそうだ。
去年の夏・12月と試したあと距離を置いていたナレッジベースアプリケーション Obsidian が気になってまた使ってみることにした。
Roam Research も気になるけれどやはりデータがテキストファイルじゃないというのがね。
Obsidian を躊躇していた点については以下のように考え運用してみることにする。
過去の全部のノートテキストファイルを対象とするのではなく、特定ドメインの知識整理用としてゆるく切り離して使う。
Obsidian の拡張子が md 固定でそのまま Google ドライブに同期しても全文検索できない問題については、Google ドライブで全文検索したい拡張子 txt の日記/日誌系 Markdown ファイルを Obsidian vault には入れず、今まで通り別で管理することで回避することにした。
[[ファイルベース名]] や [[ファイルベース名|表示テキスト]] という内部リンク方言についても、 Obsidian の vault 内でノートでは許容しよう(許容しないと Obsidian を使う意味が無いので)。エクスポートする時は[[・]]を消すプリプロセッサを用意して Marked 2 で使うようにする。
[ ノート・日記はテキストファイルに ] [ Mac アプリケーション ]
整理して汎化したナレッジベース部分を1つの Obsidian vault にし、ワークスペースとしての Obsidian vault の中に入れることにした。取り扱い注意と理解した上でネスト vault にする。
![[ファイルベース名#見出し文字列]]
で指定したセクションの内容をノートに埋め込めると知ってビックリ & 感動。デイリーノートに日別に書いたノートを転記することなく集約してプレビューできるのだ。これ欲しかったやつ! ちなみにブロック単位でも埋め込める。
別のファイルをまるっと埋め込めるアプリは多いけれどセクション単位やブロック単位できるアプリを使うのは初めてだ。
[ Mac アプリケーション ]
ナレッジベースアプリケーション Obsidian を今週使ってみていい感じなので、仕事のノートでも使いたく commercial license を購入した。「Commercial License for Personal Resources Used At Work?」を参考に Business name 欄は(ローマ字表記の)フルネームを入力した。購入したライセンスキーは Obsidian アカウントのページに表示されるのでそれをアプリケーションの設定で入力する。
$50/年。クレジットカード決済での換算レート107.125円で、支払い額は5,356円となった。 Ulysses が US で $49.99/年なので、標準的な価格設定かな。購入時に Auto-renewal にしておくかどうかを選べるところに良心を感じた。
[ サブスクリプションサービス ] [ Mac アプリケーション ]
2月上旬から本格的に使い始めたナレッジベースアプリケーション Obsidian。機能の追加や改善が活発に続いている勢いのあるアプリケーションだ。
短い間隔でリリースされている insider build で新機能が追加されていき、しばらくしてから安定版としてダウンロードできるようになる。 Obsidian Catalyst ライセンスを購入して insider / supporter / VIP になると insider build に早期アクセスできるようになる。
insider build のリリースアナウンスを眺めながら新機能が降りてくるのを待つ日々だったところ、 Obsidian v0.11.10 (Insider build) ですぐ使いたい機能が入った。
Obsidian Publish でカスタムドメインにリダイレクトできるようになったのだ。独自ドメインで Obsidian Publish サイト https://notes.naney.org/ を公開している身としては待っていた改善だ。 https://publish.obsidian.md/naney で重複して公開されている形になっているのが残念だったのでこれは嬉しい。
はやくオンにしたいので Obsidian Catalyst ライセンスを買っちゃうことにした。 Insider で $25。クレジットカード決済での換算レート112.286円で、支払い額は2,807円となった。
これで
と $171 (18,484円)支払ったことになる。 Obsidian Publish のアーリーバード価格設定や新機能の早期アクセスのためのライセンス設定など、 Dynalist Inc. 商売がうまいなあ。
[ Mac アプリケーション ]
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。
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※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。
ナレッジベースアプリケーション Obsidian で書いているノートの一部を notes.naney.org で 公開しています。