Pod ドキュメントを LaTeX 形式ドキュメントに変換するツール。
pod2latex の -h1level オプションが使えるようになったのは、 Pod-LaTeX-0.54 から。 Perl 5.6.2 以前に同梱されている pod2latex では使用できない。
Perl 5.8.0 以降では使用可能。
仕事で書いた Perl モジュールの API 仕様を紙媒体にしなければならないので、今回は pod2latex を使ってみる。
pod2latex -modify -full -out hoge-utf8.tex lib
で lib ディレクトリ以下の *.pm の Pod が集められて hoge-utf8.tex になる。ソースを UTF-8 で書いているのでこれを lv などで EUC-JP に変換して、platex してdvipdfmx。
前に Javadoc から LaTeX に落とした時に比べて非常にすんなりと変換してくれる。 '=item foo([opt])' とかすると ] 文字が落ちたりする以外は特に今のところ目につく問題なし。
ま、いざとなったらスクリプトに手を入れて直せるだろうし、なかなかいいんじゃないでしょうか。
この間 Windows 用の GNU Make として MinGW版を選択して、プロジェクトのドキュメントのビルドの自動化をすすめている。
しかし(最初からわかっていたのだが)make だけでは駄目で各ユーティリティがなくて結構不便。 touch すら無いし。 幸い全員の環境に ActivePerl が入っていることが前提になっているので、必要ならスクリプトを書いていけばある程度はなんとかなる。
今日は、プロジェクトで開発したPerl モジュールのソースアーカイブを自動的に一時ディレクトリに展開して pod2latex をかけてごにょごにょという処理の Makefile を書く。 さすがに tar が無いと無理だ (Archive::Tar を使うという手もなくはないが結局標準ではないし)。
ということでGNU tarを探す。例によってインストール不要という条件で。
MinGW の中からは探せず。 GnuWin32 のものを使ってみる。 ついでに gzip も
fork できないとかで tar の -z オプションが使えない。かなりがっかり。
あれ、gzip が最初からPATH上にあるなと思ったら、texinst753 に含まれていた奴。 GNU tar も入っている。 ちょっとバージョンが古めだけど -z も効くし、これが扱いやすいかも。
なにより他のプロジェクトメンバの Windows BOX にもそれぞれ入っているはずだし。
ということで GNU tar 確保。
Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。
nDiki は1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする Naney の Web 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。ちょっとしたノートは nNote にあります。
※内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。