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2006年5月7日 (日)

私が産まれた病院でオカンが死んだ

東京タワーの麓、赤羽橋の総合病院といったら多分あそこだと思う。 私はそこで産まれた (橋の下から拾われたのでなければ)。 大きな病気の時にはバスで揺られながら、そこまで通った。

病院の玄関入ってすぐの、ベンチが並ぶ待合い室の窓からはバヤリースの大きな看板が見えた。を待つ間、何度もそれをボクは見上げた。

今でもはその病院に通っている。

さて、「東京タワー」である。時々、オトンである。 何度も嗚咽しながら読み終えたからとっくの昔に順番がまわってきていて、読み始めてはいたのだけれども途中で止まってしまっていた。 ゴールデンウィーク中に後半を読み切った。

東京タワー

残念ながら自分は東京生まれの東京育ちなので、「東京に憧れた」こともないし「希望に満ちて東京にきた」こともないし「東京に絶望した」こともない。 コンクリートジャングルも、排気ガスも、昼と夜の人口の差も、それが子供の頃からの日常だった。

小学生の時に済んでいたアパートの窓からは東京タワーの一部が見えた (たしか)。 そのアパートもこの間取り壊された。

そんなんだから、すこしは冷めた目で「東京タワー」を読めたのかもしれない。

しかしね、から産まれてきたね(そうではない人はあまりいないと思うのだけれども)、たいがいの男子はね、もうグッとくるね。

どうしてだろうね。親は自分のものにお金をかけずに、息子にお金をかけてくれるのだろうね。

こみあげてくる個所が何か所もあった。 けれど泣かないことにした。 でも、泣いた方が気持ちが良いのかもしれないな。 と思いつつ、泣かないことにした。

いつか、自分にも同じような時がくる。 その時に泣けばいい。

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