nDiki : ソーシャルメディア

ソーシャルメディア (social media)

定義例

平成29年通信利用動向調査では下記のように説明している。

ブログ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、動画共有サイトなど、利用者が情報を発信し、形成していくメディア。利用者同士のつながりを促進する様々なしかけが用意されており、互いの関係を視覚的に把握できるのが特徴。

2019年8月20日 (火)

#シェアする美術 キャラ作りしない企業アカウント運用

企業のソーシャルメディアアカウント運用について、森美術館広報プロモーション担当として「中の人」をされている洞田貫氏の本。ソーシャルメディアを使った PR についてあらためて考えるのに読んでみた。

企業アカウントの運用方針についての考え

では、どうやって認知を得ていけばよいのでしょうか? それは、画面の向こうにいるお客さんを想像し、彼らが本当に必要としている情報を淡々と投稿していく。これだけです。「中の人」のキャラクターを作って面白くする必要はないと思っています。

ソーシャルメディアアカウント運用方針には様々なものがあるが、「中の人」のキャラクターを作って面白くする必要はないというのが氏の方針だ。

ファンを獲得するには面白い投稿が必要だと頭を悩ませてしまいがちだけれど、画面を見ている顧客が本当に必要としている情報をきちんと届けていくことが一番重要。確かに確かに。

キャラクター作りをしないことで1人の担当者に依存することなく引き継いでいきやすいというのもうなずけた。

また最初に「自分たちが伝えたいこと」と「そのさきにあるもの」を明確にしたいとも述べられている。これについては note でも「所信表明」が大切と言われているところでぜひやっておくべきところだと感じた。

心構え

気を抜くと17万人が1つのかたまりのように見えてしまうときがあります。相手を意識できていない状態です。この状態では、あまりうまくいかないような気がします。

先の引用にもあったとおり、血の通った顧客がいることを意識し「家族や友達に話しかけるときと同じ気持ちで投稿を考える。」べきとのこと。結局のところ顧客を考えて伝えていくの1点に尽きるということだ。

必ず受け取ることになるネガティブな反応に対しては

それを怖がっていては、世の中を揺さぶるような問いを投げかけることができませんし、そもそも、「中の人」の仕事が務まりません。「中の人」は、ユーザーと真正面から対峙していることで影響力をもつことができるのです。

と書かれていた。「真正面から対峙」というのカッコいい響きでいいな。 PR しようとしているプロダクト/ブランドによっては美術館とは桁違いの批判にさらされるものもあり覚悟はいるけれども、しっかり顧客と向き合っていく必要があるなと。

企業アカウント運用のポイント

以下は本書で述べられている企業アカウント運用のポイントのうち意識したいなと思ったもの。

  • 休日の緊急対応方法を決めておく。
  • 計画を立てて投稿する。
  • エンゲージメント率・インプレッション・何人に見てもらえたかを重視する。
  • 投稿の記録をとる。

Twitter でのテクニック

本書ではその他ソーシャルメディア別の「現時点」で使えるテクニックがいろいろあげられていて参考になる。TwitterInstagramFacebook について主にあげられているが、ここでは Twitter で役に立ちそうなものをメモ。

  • 公式ハッシュタグは長さに関係なく、正式名称にする。
  • 1行目をタイトルに。本文の2行目まででなるべく伝わるようにする。
  • 広告的な投稿ではなく日常を少しだけ豊かにする提案を。
  • Retweet や感謝の意味のいいねもうまく使う。
  • 「政治や思想」「スポーツ」「宗教」「性」について気をつける。

中の人」の考え方がまとまった書籍って多くない。そいういう意味でこの本は「中の人」や「中の人になろうとしている人」にとって今とても参考になる1冊である。

[ 読書ノート ]

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[ 8月20日全て ]

2020年7月15日 (水)

出勤時に朝の渋谷写真を撮るのを再開

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2018年4月から出勤時に写真を撮るのが習慣になっていたのだけれど去年の12月に渋谷駅直結の渋谷スクランブルスクエア勤務地が移ったこともあって、年明けから「駅から少し遠回りしつつオフィスに着くまでにパシャリ」とすることが減ってしまった。駅直結だとそのままオフィスに行っちゃいたくなるからね。そして新型コロナウイルスが感染拡大していったこともありいっそう外に出なくなっていって、4月からはリモートワーク推奨/原則リモートワークで渋谷にそもそも行かなくなっちゃっていた。

6月末からオフィスに出勤し始めたし、また毎日撮る習慣を復活させようと思う。

6月30日に公開された Image Sync バージョン2.1.1 が一昨日の GR official の記事で紹介されているのを読んだのがきっかけだったりする。最近外出先でデジカメからスマートフォンに転送してソーシャルメディアに投稿するのってしばらくやっていなかったなぁと。

ImageSync V2.1.1を公開しました。 | GR official | リコー公式コミュニティサイト

[ 7月15日全て ]

2020年8月12日 (水)

「考える時間」を作る

どうも「自分で考え答えを出す」のが足りていないと感じている。考えたいことは次から次にやってくるし自分の中からも湧いてくるのだけれど、しっかり考えられている実感がない。

手書きが重要なのか?

画面に向き合いタイピングしながら考える時よりも紙に万年筆で書きながら考える時の方が自分の頭で考えている感じはある。やはり紙とペンが最強かなあ。 では考えを紙に書き出していくとして、整理・保管はどうしようか。スマートフォンで撮影して取り込み? テキスト入力には無い自由度やペンで書く行為の刺激が重要なら、紙に書くよりは劣るけれども手書きアプリに入力? うーん。

集中して考える時間を作ることが重要

考えを紙に書き出す環境を見直そうとしていて今更ながらふと気が付いた。紙に書くと自分の頭で考えている感じがあるのって、その時に情報と割り込みから距離を置けているからだよね。

PC やスマートフォンを使っていると考える前にすぐ調べちゃう。考えているつもりで読んでいるだけ。通知が目に入ってきて気が散ってしまう。そして無意識のうちにいつの間にかソーシャルメディアを巡回したりメールのチェックをしたりしちゃっている……。

PC やスマートフォンでもエディタとだけ向き合うようにすれば考えることに集中できるよね。エディタを全画面にし他のアプリに切り替えなることなく考えていることを書き出すだけにしてみたら、気持ち良いじゃないですか。

割り込みのない場所と時間を毎日確保して思考を巡らせてみることにしよう。電車の中・仕事の合間・寝る前。時間を区切るのがいい(参考)。タイマーがあればしかける。スマートフォンのタイマーだと他の通知に集中を奪われてしまうので避けよう。

まずダンプする

distraction free なライティングアプリ iA Writerを全画面で開く(Mac / Android デバイス)。必要ならフォーカスモード(入力中の文以外が目立たなくなるモード)にする。階層操作に心を奪われるアウトライナーはここでは使わない。

そこへ頭に思い浮かんだことをどんどんダンプする。用字用語は正しく書きたい派だけれどここは気にせず打っていく。多少変な文でも今は気にしない。頭がダンプモードではなくなってしまうので文章としての構造はここでは考えない。

考えるテーマとは違うことが絶対に思い浮かんでくる。意識の外にいったん追い出すためこれもダンプ。下の方に書き留めておく。別ファイルにしたり別のアプリを開いたりはしない。

ざっと整理する

ある程度ダンプしたらざっと整理する。 iA Writer のフォーカスモードは解除。

この時も調べ物はしない。用字用語の修正もしない。

階層を整理したり MECE にしたりすることに夢中になるから箇条書きに整形せずとも良い。関連する文を集め見出しで区切っていくぐらいで。

完全に整理することは目指さず、この時点での自分の考え(答え)を出すことを目指す。整理の過程で自分の考えが固まってくるはずだ。

自分だけの世界から戻ってくる

いったんここまで。情報遮断から抜け出す。

やりたいことがあればタスク管理ツールに登録する。ノートとしてアーカイブするなら、ある程度読める文にリライトしたり用字用語を修正したりしておく。調べたいことがあれば調べる。仮説検証する。思うところがあれば Web 日記にまとめあげる。

こんな感じで。

[ 8月12日全て ]

2021年1月1日 (金)

総務省 情報通信政策研究所 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査 #nNote

調査趣旨

インターネット、ソーシャルメディア等のインターネット上のメディア、テレビ、ラジオ等の情報通信メディアについて、利用時間の長さ・時間帯、利用率、信頼度等を継続的に把握し、新聞雑誌等の情報通信メディア以外のメディアを含め、メディア間の関係や利用実態の変化等を明らかにする。 — 令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 <概要>より。

調査結果報告書

Survey Report on Telecommunication Media Usage Times and Information Behavior

関連統計データ

TikTok

令和元年度調査の「主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)」によれば10代から60代の中で一番利用しているのは10代で 47.9% であった(関連記事)。

モバイル向けのショートムービープラットフォーム TikTok を使い始める

TikTokアカウントを作成してみた。

総務省 情報通信政策研究所「令和元年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」の「主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(全年代・年代別)」によれば TikTok の利用率は以下。

  • 10代 47.9%
  • 20代 20.4%
  • 30代 12.6%
  • 40代 5.5%
  • 50代 6.5%
  • 60代 2.8%

10代から20代を中心として使われているサービスで空気感にギャップがありそうなことと、動画プラットフォームは投稿ハードルが高く閲覧の時間的コストも高いという先入観から今まで手を出さないでいた。

しかしやはり実際に使って知っておく必要はあるなと。ソーシャルメディアサービス動向を知っておくという意味でと、健全性のための取り組み状況を知っておくという意味で触っておかねばと。

さすがに今どきのサービスでアカウント作成までのステップは少なく簡単に始められる(実際のところ Web 版でアカウント作成を進めたら、最後あたりで「続きのステップはアプリで」的な表示が出て、結局アプリでやり直したという意味では手間がかかったのだが、一般の人なら最初からスマートフォンでやるのだろう)。

使用制限モードというのがあったのでオンにしてみたらレコメンドの一番上に「使用制限モード」って表示されて心地よくなかった。このモードは使わせたくないという意思を感じる。

しばらく使用制限モード無しで触ってみてどんなコンテンツが流れてくるのか確認かな。まあレコメンドは年齢やアクティビティデータによってパーソナライズされるだろうから参考程度だが。

嵐のアカウントのコンテンツがおすすめに流れてきたり新聞社のアカウントがニュースを流していたりと、結構ビッグなところがマーケティングに使っていてまず驚いた。ノーマークだったー。

[ 1月1日全て ]

2021年1月7日 (木)

新型コロナウイルス感染症に関する2回目の緊急事態宣言【日記】

2021年1月8日から2月7日までを緊急事態措置を実施すべき期間、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県を緊急事態措置を実施すべき区域として、今日緊急事態宣言が発出された。

去年4月7日の発出の日有給休暇をとっていたので、家で中継を見ていたんだった。今日はオフィスにいたのでネットニュースのヘッドラインなどで把握。

今日時点で31日間としているけれど、もっと長引くのではと予想している。

昨年前半に Twitter で攻撃的な Tweet が増えたと感じたのと同様、年末ぐらいから COVID-19 関連の不満な Tweet が増えてきている気がする。各ソーシャルメディアの自分のタイムラインを自分でコントロールして消耗しないようにしていこう。

[ COVID-19 ]

[ 1月7日全て ]

2021年3月14日 (日)

今日のさえずり: 「式波・アスカ・ラングレー」イラストチラシ、シェアしてもらうマーケティングの仕掛けとしてうまく機能してる

  • 17:36 『クラッシャージョウ』48時間限定配信は今日の 21:59 までか。昨晩観なかったので時間切れだなー。
  • 21:28 「式波・アスカ・ラングレー」描き下ろしイラストチラシ(B6サイズ/二つ折り)、ソーシャルメディアでシェアしてもらうマーケティングの仕掛けとしてうまく機能してる。
[ 3月14日全て ]

2021年4月16日 (金)

ミクシィ歴11年目突入

2011年4月16日に株式会社ミクシィに登録してから10年が経った(mixi2004年11月19日に登録してから約16年5カ月経過)。

年末から今年の年初にかけて、「2011年から大きく変化する時代になる」と何人かの著名人が言っていたと覚えています。 そしてまさかの東北地方太平洋沖地震。自然が社会に対して大きな変化のスイッチを強制的に押してしまいました。望む望まざるにかかわらず激動の10年が始まりました。 そして私個人としても新しい10年の1歩を踏み出すこととなりました。 — 2011年4月15日

東北地方太平洋沖地震の年から10年。ソーシャルメディアという大好きなインターネットサービス(しかも日記機能付き)の仕事をずっとしてこれたことはとても幸せなことで全てに感謝しかない。

ありがとう、全てのマイミクシィ

COVID-19 によって今度は全世界レベルで社会の大きな変化のスイッチが押された。この変化を前向きに捉えつつ、いい仕事をしていけるよう日々研鑽していきたい。

[ 4月16日全て ]

2021年5月6日 (木)

自由すぎる公式SNS中の人」が明かす 企業ファンのつくり方』

自由すぎる公式SNS「中の人」が明かす 企業ファンのつくり方

セガグループ・東急ハンズ・キングジム・井村屋・タカラトミー・タニタの企業 Twitter アカウントを運用している中の人にスタンスや事例などを伺い、1冊にまとめた本。

各社「距離感」「共感」「コミュニケーション」といったところを重視されていた。ストレートな宣伝は Twitter ではうざったく感じられることを理解し Twitter というソーシャルメディアの場に対して「邪魔をしているかもしれない」ということに注意を払いながら、ブランディングとファン獲得に取り組まれていた。

運用面では、セガグループの中の人が「編集会議」の実施を勧めていたのに目が止まった。しっかりめの運用スタイルではやはり編集会議は意味があるんだなと。

すぐに参考できそうな点

その他すぐに参考にできそうと思ったのは以下。

  • 決まった時間に挨拶する。
  • リアルタイムで投稿していることが伝わるようにする。
  • 毎日 Tweet する。
  • 企業で働いている人が見せることで共感してもらう。
  • 専門用語だらけにならないようにする。
  • 性別を限定する Tweet は控える。
  • 特定アカウントとやりとりしすぎて他に疎外感を与えないようにする。

そういえば企業アカウント・個人アカウントどちらも、挨拶 Tweet されているアカウントはなんだかんだ印象に残っているな。

リアルタイム感を出す点もとても納得感があった。個人的にももうちょっとリアルタイム感意識したいな。撮った写真を家に帰って RAW 現像してから後日 Tweet するようになってから、ライブ感が無くなり気味だなとちょっと思案していたところだ(個人アカウントなので好きにすればいいのだけれど)。

企業内でどういう変遷を経て今の Twitter 運用になったかなどについても各社語られているので、中の人コミュニケーションする形の企業 Twitter アカウントを目指したい人にはいろいろ参考になる1冊だった。

企業 Twitter アカウント運用方針は他にもある

なお本書はお互いにコラボレーションされているような企業に声をかけてまとめられており、この運用が唯一の正解ではないことには注意が必要だ。

シェアする美術 森美術館のSNSマーケティング戦略』では中の人のカラーを出さずに顧客が本当に必要としている情報をきちんと届けることを重要視している情報発信メインの森美術館の運用について知ることができる。

おまけ

Kindle版、黄色いハイライトが引かれてとても邪魔なのが残念。読者として気になったところに自分でハイライトしたいので、著者として重要アピールは太字にしてくれていると嬉しいのだ。

[ 読書ノート ]

[ 5月6日全て ]

2021年6月24日 (木)

寝る時に布団にスマートフォンを持ち込まない

しばらく前から寝る時はスマートフォンはリビングのテーブルに置いておくことにし、布団に持ち込まないようにしている。寝る前にスマートフォンを使っても眠れなくなることは全く無いのだけれど、四六時中そばにあるとソーシャルメディア依存が確実に悪化するなと。

「ふとした時にメモを取れない」「地震がきた時にすぐ Twitter を見られない」などで困るのではと思ったけど全く問題無かった。

[ 6月24日全て ]

2021年6月25日 (金)

『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』

僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた

プロダクトの利用を習慣付けさせる要素についてさらに知りたくて『僕らはそれに抵抗できない 「依存症ビジネス」のつくられかた』を読んでみた。

行動の習慣付けモデル「フックモデル」を解説している書籍『Hooked ハマるしかけ 使われつづけるサービスを生み出す[心理学]×[デザイン]の新ルール』は、どのようにすれば顧客習慣的な利用を促しプロダクトを成長させられるかという視点で書かれていた。一方本書では、

物質の摂取を伴わずとも、強い心理的欲求を短期的に満たし、その一方で長期的には深刻なダメージを引き起こす行動に抵抗できないとき、それを行動嗜癖と呼ぶのである。

と行動嗜癖に警鐘を鳴らす立場で書かれている。自分自身 Twitter を日常的にチェックしていること、 Twitter 以外の利用も含めスマートフォンを頻繁を使っていることはまさに行動嗜癖によるものだ。最近、家に帰ると毎晩 TETRIS 99 をやりたくなるのも同様に行動嗜癖だろう。

ソーシャルメディアと行動嗜癖」「スマートフォン・タブレットと行動嗜癖」についての

ソーシャルメディアで過ごす時間が長い被験者は、そうでない被験者に比べて、集中して課題をこなす能力が低くなっていた

スマートフォンは、たとえ使っていなくても、そこにあるだけで人間関係を損なうのだ。スマートフォンの向こうに世界が広がっていることをつねに思い出しているので、目の前の会話に集中できない。

といった話にはもちろん思い当たる節があり、読んでいるとなかなか重い気持ちになってくる。

「オンラインコミュニケーションと行動嗜癖」という点では、

人間は、自分の行動が他人に影響を与える様子を観察することで、他人への共感や理解というものを学ぶ。目の前で反応を見られなければ共感力は育たない。

と、オンラインばかりではコミュニケーション力の成長に大きな問題が生じると言っている。これは子供だけでなく、大人のコミュニケーション力向上あるいは維持にも言えることだろう。

他人と向き合い、顔と顔をあわせ、会話を続けていくことはどういうことなのか、学ぶ機会が生じない。キーボードをスタッカートで叩く会話のリズムは--ウェブカメラを通じた交流も--実際に顔をあわせた会話のリズムとは大きく異なるし、情報を伝え合う範囲も極めて狭い。

昨年から仕事でのコミュニケーションのほとんどがオンラインになった。不可逆な社会変化によりオフィスワークとリモートワークのハイブリッドなワークスタイルは今後も続くだろう。「対面よりもビデオ会議」「ビデオ会議よりも通話会議」「通話会議よりもチャット」と、「効率的」「十分」という意見のもとに帯域の狭いコミュニケーションばかりが選ばれていくことで、ただでさえ低いコミュニケーション力が気が付かないうちにひどい事にならないかと懸念している。

オンラインだけで過ごしていると、自分の一部がしなびていくんです

忘れないでください。ピクルスになった脳は、二度とキュウリには戻りません

組織の創発・イノベーション創出のためにはオフィスワークかリモートワークかなどと考えを巡らす以前に、まずは自身の脳がしなびていかないようコミュニケーションを大切にしていかねばと感じた。

本書では「行動嗜癖の6つの要素」として

  1. 目標】ちょっと手を伸ばせば届きそうな魅力的な目標があること
  2. 【フィードバック】抵抗しづらく、また予測できないランダムな頻度で、報われる感覚 (正のフィードバック) があること
  3. 【進歩の実感】段階的に進歩・向上していく感覚があること
  4. 【難易度のエスカレート】徐々に難易度を増していくタスクがあること
  5. 【クリフハンガー】解消したいが解消されていない緊張感があること
  6. 【社会的相互作用】強い社会的な結びつきがあること

を挙げ、それぞれについて章を割いて説明している。また最後の方の章ではゲーミフィケーションの3つの要素として

  • ポイント制
  • バッジ
  • 上位に入ったプレイヤーを発表するランキング表(リーダーボード)

が挙げられていた。プロダクトのリテンション改善には、これらが参考になるだろう。ユーザーに価値を提供していくためという大前提を忘れずに得られた知見を活かしていきたい。

[ 読書ノート ]

[ 6月25日全て ]

About Me

Naney Naney

Naney (なにい)です。株式会社ミクシィで SNS 事業の部長をしています。

About nDiki

nDiki1999年1月に始めたコンピュータ日誌を前身とする NaneyWeb 日記(兼パーソナルナレッジベース)です。

#nNote タグがついている記事は他の記事に比べて、より断片的・未整理・不完全なちょっとしたノートです。まだ結論に至っていない考えなども含まれます。頻繁/大幅に更新したり削除したりすることがあります。

※本サイトの内容は個人的見解であり所属組織とは関係ありません。

Other Notes

ナレッジベースアプリケーション Obsidian で書いているノートの一部を notes.naney.org で 公開しています。

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